2018年6月25日月曜日

ヒメジョオン

朝方までの雨がようやく上がった日曜日、少しだけ遠くへ散歩。
雨の雫ののこるいきいきとした花々を眺めていると、青空がのぞいてきました。
とても気持ちのいい青空です。
ふと足元を見ると可憐なヒメジョオンが。
よくよく見ると小さな、小さな蜂?いや、違う、トンボの形をしています。
確かにトンボ。小さな花に糸のようなトンボ・・?
そのうち風も爽やかになって、じめじめした梅雨がうそのよう。
なんだか得をした気持ちになって帰ってきました。
帰ってきてから、あれ、この花、ほんとにヒメジョオン?とネットを開き、
ハルジオンと似てる、どっちだ、としばし、悩む。
結果、梅雨時から咲くヒメジョオンと決定(したのですが)
蜂か、とんぼか。ハルジオンかヒメジョオンか、なんだか楽しい日曜日の午後でした。
今日から梅雨の晴れ間が続くらしいのですが、
ふと見上げるとこれまたきれいな月が。
夏は夜。月の頃はさらなり。と言ったのは清少納言。
しみじみとその言葉を感じています。

7月2日、お江戸日本橋亭で小松左京さんの作品の朗読会があります。
女優の城谷小夜子さんを中心としたNPOグローバルシアター和の輪主催です。
2時からの部に私も、朗読と琵琶で参加。
お江戸日本橋亭は三越前、新日本橋、神田駅からも近いです。
是非お越しくださいね。

NPOグローバルシアター和の輪  info@wanowa.org





2018年5月28日月曜日

賢治

いつも通る道のお宅の塀から一本の大きな花が顔をだしていました。
でも、名前がわからない。
この写真の花も家のマンションの入り口の小さな木、
気になって下からのぞいたら、なんとも可憐な白い花が開いていました。
やはり名前を知らない。
そういえばクレマチス、という名前を覚えて、急に花の通になった気持ちになったのは、
いつだったのでしょう。
やはり、5月か6月だったと思います。
岩手県の釜石線の花巻市土沢という駅から少し行ったところに、
クレマチスの沢山咲くお庭がありました。
去年久しぶりに行ったら、カフェのある素敵な庭園になっていましたが、
初めて伺った時もそのクレマチスの数の多さに驚いたものでした。
そして、そのクレマチスの咲く、一角で、宮澤賢治の風の又三郎を琵琶で語りました。
花の香り、緑の木々、そして風。
そこには確かに賢治がいて、又三郎がいた、そう感じました。

どっどどどどうどどどうどどどう。
青いくるみもふきとばせ。
すっぱいかりんもふきとばせ。

この時期に懐かしく思い出します。
そういえば、賢治研究会の知人から賢治の童話に出てくる花を集めた写真集を
昨年にいただきました。
その本を拝見し、風の又三郎に出てくるさいかちの木が
家の近くの川を彩っていたことに、とても驚きました。
本当に知らないことが多いですね。
昨年、遠野で琵琶を弾いた時はすぐ後ろで白い花が散っていました。
それも賢治の歌に出てくる白雲木という名前だとその本で知りました。
はじめて見る木、美しい木でした。
花巻は、遠野は今がいい季節です。

○土沢のクレマチス・・・イーサゴナーセリー&ガーデン (及川フラグリーン)
○イーハトーブ・ガーデン  宮沢賢治が愛した樹木や草花(文・写真)赤田秀子さん
                             コールサック社




2018年4月21日土曜日

花咲き乱れ

花好きの友人が嘆いていました。
梅は遅かったけれど、その後すぐに桜が咲き、桜が咲いたとおもったら、
この暖かさで、いつもは5月に咲く花が咲きだしてしまったと。
連休は何を見にいこうかな、と。

そういえば、
道を歩いていると、或るお宅の庭先に、花みずき、あれ、奥に藤?
春もみじが真っ赤で、ぼたんの咲いている所もある。
この真っ赤なつつじも。
駅前の公園は白、ピンク、赤紫のつつじがもうすぐ満開。
いつもは桜が終わり、ちょっと寂しいな、という時に
愛らしい花みずきの花を見てほっとしていた。
それから凛とすがしい藤が咲き・・・。ぼたん、しゃくなげ・・。

そんななか、昨年春に娘がもらってきた盆栽の桜が
部屋の中で小さな花をふわっと4つ咲かせました。
蕾の時は、紅をひいたようにピンクが濃く、
咲いたら、あわい桜色。
一年間、毎朝、お水をあげていた甲斐があったな。
ということで我が家は桜が咲いています。

もうすぐに紫陽花が咲いてしまうわ、と
先ほどの友人がまた嘆きます。
ちょっと足りないぐらいがいいのは、
花も同じかな。
でもせめて今年の花の祭典、今を楽しみましょう。

盆栽の 桜はなびら 紅あわし  三紀




2018年3月1日木曜日

春近し

白梅が満開。
零れ落ちんばかりの白梅は美しい。
一足遅れて紅梅も咲き、佳い季節です。
あっという間に2月は終わり、
もう、3月になってしまいました。

12月からの母の入院にともない、
実家のある横浜に足しげく通っていたので、
あわただしい日々になりました。
横浜の赤い靴記念文化事業団主宰の
横浜市民ミュージカル「アクアの肖像」もあり、
団長をしている父も随分忙しかったことでしょう。

横浜の水や、水道の通る歴史をつづったミュージカルは
昨年の「お三」に続き
神奈川県知事も見に来てくれて、とても素晴らしかったです。

そのミュージカルの翌朝、母は亡くなりました。
入院中、痛みも苦しみもなく、
看護師さんの言葉に返事をしながら、すっと息がひけていったそうです。
あまりの穏やかさに、思わずほっとしたものです。

琵琶の活動を追っかけをして、応援してくれた母です。
そういえば、先日、娘が母と夢で℡をしたとか。
いつもの声で、
もう、皆が居て楽しくて楽しくて、と言っていたそうです。
友人と旅をしては楽しんでいた母ですから、
今、幸せなのでしょう。
温かい今日の日、心から感じます。

健やかに穏やかにまた進みます。

ぬくさの中咲く、白梅満開  三紀




2018年1月31日水曜日

青葉の森公園芸術文化ホール

蘇我駅からバスで10分ほど、おりると、大きな公園が広がっていました。
目的地の芸術文化ホールが見当たらないまま、公園を歩いて行くと、
枯れ木に鳥たちが巣をつくり、猫があちらこちらでのんびりと毛づくろい。
道々には彫刻が点在しています。
30年以上千葉に住んでいたのに、初めて来た青葉の森公園でした。
なんとか、ホールを見つけて、入って行きました。
1000人入るそのホールでは様々な公演が行われているということですが、
2月は、そこに能舞台が設置されるというので、
2月9日、師匠の会、聚の会のメンバーと、師匠も参加していただき、
能舞台でワークショップと琵琶のミニコンサートをするのです。
入場無料で、14時からワークショップです。
その打ち合わせのつもりが、すっかり公園の冬枯れの風景に
ほっこり、帰ってきました。
能や狂言の体験会もあります。
能舞台ですから、白足袋着用ですが、お近くの方は是非、体験にいらしてくださいね。
伝統芸能と、自然。なかなかいいですよ~。
今年はどんな年になるのかな。
一日、一日を大切に、いきたいです。

夕焼けに一月過ぎし日をたずね   三紀

2017年12月25日月曜日

クリスマス

クリスマスの日は充実しなきゃって思ってしまう、と娘が言っていました。
そうなのかあ。
私が若い頃は演劇部OB会と称して、仲間と集まり、
チューリップ型のから揚げを作り、
ワインを飲み、夜通し楽しんだものでした。
家族が出来てからは、もっぱら、手巻き寿司とケーキとプレゼント交換?
娘たちが大きくなると、小さなケーキを買ってきて、ぼそぼそ食べる。
そうこの地に越してきてまだ日も浅い頃。
出会ったばかりの友人の声が窓の下でする、もう夜も深い、クリスマスの日でした。
窓を開け2階から見ると人が、3、4・・7人ぐらいか。
「室井さん~」「え?どうしたんですか?」
「キャロリングよ」
と言って、歌いだしたのです。
「きよしこのよる」「もろびとこぞりて」
窓から身を乗り出して、聞いたその歌声は
夜のしじまに美しく、まだその地に慣れないでいた心に響いてきました。
幼い頃、お菓子をもらえるからと、クリスマスに行った教会で見た、
イエスさまの誕生のお芝居。
その歌声に、星のまたたきに誘われてゆく博士たち、馬小屋におられる
イエスさまとマリアさまをしみじみと思いだしたのです。
あ、ケーキ食べる日じゃ、なかったのかも・・。
いや、イエスさまのお誕生日だからケーキを食べてもいいか・・。
と、今年のクリスマスも小さなケーキをぼそぼそ食べています。
メリークリスマス&良いお年を!

クリスマス 夜更けの天(雨)のあたたかし。三紀




2017年11月13日月曜日

神在月

旧暦10月は神無月。
今頃は出雲に神様が集まっていらっしゃる。
出雲大社は神在祭。
昨年の春、まだ桜も蕾の頃に、松江と出雲大社に行きました。
松江では小泉八雲のお家だったところへ。
背の高い机で、目が悪かった八雲は目を机に近づけて物語を書いていたとか。
松江城のお堀のすぐそばの静かな静かなところでした。
そして、出雲大社。
八王子車人形さんたちの奉納にお伴をさせていただき、
琵琶を弾いてきたのですが、
大きな、綱。あたりを包む不思議な空気に心が引き締まりました。
そう、本番の仕込みのため前日暗くなった頃に
出雲大社に着いた時。
人の姿は全くなく、真っ暗な中に張りつめた空気、木々。
そこにおられる神様。
闇の美しさを教えられた気がしたのです。
闇があるから光がある。
日本って美しい。日本の美しいものを残したい。
語っていきたい。
もう一度自分のやるべきことに思いをはせたそんな貴重な時間でした。
桜ももう赤く色づきました。
冬はもうそこ。
1日の中区ブックフェア―、7日のギャラリーR2さんも
無事終わり、そろそろ
また新しい創作をはじめよう。

神送り 彼の地は夜店 出でたるか 三紀

11月19日 糀谷 ギャラリー結 浮舟  14時~ 16時~
11月26日 青葉台 リンデン  浮舟+α 14時
(横田桂子さんとの連・琵琶)