2016年12月17日土曜日

猫の事務所

私のいる劇団の名前は猫の事務所といいます。
これは、宮沢賢治の童話、猫の事務所から主催者がつけました。
みんなにいじめられて、泣いているかま猫と言う猫が出てきます。
渋谷のジアンジアンで公演をしている頃からの名前です.
ジアンジアンが2000年で閉館になり、
居場所を失った私は、琵琶を持って、語り続けることを決意。
琵琶で創作、演奏活動をしていくうちに、出会いが広がっていきました。
京都の瀬戸さんと出会い、思文閣美術館で、
宮沢賢治のガラス絵展をされる児玉房子さんと出会い、
いつしか私は、平家物語や小泉八雲の作品などとともに、
宮沢賢治の作品も琵琶で語るようになりました。
劇団の名前のおかげかな。
写真は震災の年に生まれて家に来た女の子、ポロ5歳。
演劇舎猫の事務所の所長、もかねています^^
賢治の猫の事務所は、大きなライオンが最後に飛び込んできて、
いじめのあるこんな事務所、やめてしまえ、と言います。
本当にそう。必ず誰かが見てくれているのです、
味方はいるのです。

今年もあと少し、佳い年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。