tag:blogger.com,1999:blog-52123526209506833872024-02-19T13:40:40.884+09:00室井三紀ブログ 琵琶&猫&・・・室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.comBlogger25125tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-75893371612329252052018-12-05T17:58:00.001+09:002018-12-05T17:58:17.443+09:0012月<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgSLN3MTql0csZ56zL5ZtE8cOy6WbOVMqL3gXb86x8oBMqtFrIDas-BmERg3t4IDtp2wSxfjLX1wnauKnsrUBWddHD7UsJ9gVKmk6Lrwy41WbzECFN_knypGz9PzFk2BiiVL8LVoqN0d_U/s1600/DSC_0981.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="900" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgSLN3MTql0csZ56zL5ZtE8cOy6WbOVMqL3gXb86x8oBMqtFrIDas-BmERg3t4IDtp2wSxfjLX1wnauKnsrUBWddHD7UsJ9gVKmk6Lrwy41WbzECFN_knypGz9PzFk2BiiVL8LVoqN0d_U/s320/DSC_0981.JPG" width="180" /></a></div>
12月1日 <br />
市川市の信篤公民館での主催講座でのコンサートは沢山の方に来ていただきました。<br />
男性の方も多かったのが驚きとともに嬉しかったです。<br />
オリジナル曲の雪女、風の又三郎、岡本かの子の狐。<br />
そして、泉村平家物語の都落ち、<br />
最後に朗読会かま猫のメンバーも詩で参加してくれました。<br />
楽しい一日でした。<br />
岡本かの子さんの狐はもともと戯曲で書かれていています。<br />
江戸時代のお話し、浪人鈴懸と二見のもとへやってくる、一人の女、<br />
自分は狐で夫の狐がつかまっているので助けてほしい、と懇願します。<br />
そこへ、お金が絡んでくるので、なにやら怪しい雰囲気に。<br />
最後は霙ふるなか、ほんのり切ない幕切れになる。<br />
今回は聞いてくださる方によって、様々な解釈ができることに気づきました。<br />
これはやはり作品の力なのだな、と改めて思いました。<br />
もう一度かの子さんの文をしっかり読みたくなりました。<br />
1日、来てくださったみなさま、本当にありがとうございました。<br />
<br />
さて、師走ですね。<br />
少しずつ掃除にとりかかります。<br />
来年も良い年になりますように。<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-72650823401911416532018-10-31T18:51:00.000+09:002018-10-31T18:51:00.902+09:00坂<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhFBW1q2LxXoU86m0sXsoWlTon_bIzsEUV9S__CaRYK0C6RHCVRH6RwPaKW2IrdYB6o8QwnPqUPzvKQywR897HDu5StXLuBUL0ZxbJtccOxpLywEc5JvEYJ465U6x__yo1McqN1zcxljRs/s1600/DSC_0856.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="900" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhFBW1q2LxXoU86m0sXsoWlTon_bIzsEUV9S__CaRYK0C6RHCVRH6RwPaKW2IrdYB6o8QwnPqUPzvKQywR897HDu5StXLuBUL0ZxbJtccOxpLywEc5JvEYJ465U6x__yo1McqN1zcxljRs/s320/DSC_0856.JPG" width="180" /></a></div>
横浜には坂が多い。<br />
20才過ぎまで横浜で育った私はそのせいか、<br />
ほとんど自転車に乗らなかった。<br />
市川に住んで、娘が幼稚園に入ってからは自転車に乗って、<br />
友だちの所へよく遊びに行くようになったけれど、<br />
夕方、自転車の電灯のつけ方がわからなくて、娘のママ友に<br />
なんてお嬢様なのか、と笑われてしまったことがある。<br />
市川は平地だった。<br />
自転車に乗れるのが楽しくて仕方がなかった。<br />
<br />
最近、横浜によく来ている。<br />
そして、坂を上り下りする。<br />
とても疲れるけれど、小学生の頃に通った、坂の上の学校を思い出す。<br />
そうして歩いていくうちに、身体の中に不思議な感覚が蘇る。<br />
坂を上る感覚。<br />
お米やさんの看板が見える。<br />
通っていたピアノの先生の家の近くにもあった。<br />
プラッシーっていうジュースがあった。<br />
小さな自分、が私の身の内に蘇ってくる。<br />
<br />
遠くに海が見える坂の町。<br />
夕焼けの中に浮かぶ富士山。<br />
広い公園の木の切り株には、<br />
小人が座っているような。<br />
そんな、秋の横浜。<br />
<br />
11月23日 関内青少年育成センター<br />
横浜琵琶教室の発表会があります。<br />
2時から。<br />
入場無料です。<br />
是非お越しください。<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-29446375018094310462018-09-27T16:23:00.000+09:002018-09-27T16:23:06.722+09:00彼岸花<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiLbbAOv9h9kw92LkEB-i8TjUpGDKjBeUQLRJL3Y_UM5iKSBDFxGEBAiJGHWF490jn1aaO16qV6Pht83XRBprVr5oPXmry30_kwjPeClqWgNjSbl8c4DupDsyr-m6Pyv2QjegJsOynDoiw/s1600/IMG_20180924_135035_360.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1600" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiLbbAOv9h9kw92LkEB-i8TjUpGDKjBeUQLRJL3Y_UM5iKSBDFxGEBAiJGHWF490jn1aaO16qV6Pht83XRBprVr5oPXmry30_kwjPeClqWgNjSbl8c4DupDsyr-m6Pyv2QjegJsOynDoiw/s320/IMG_20180924_135035_360.jpg" width="320" /></a></div>
お彼岸の日、いつもの散歩コースに彼岸花が咲いていました。<br />
この時期に待っていたように、必ず咲くこの花。<br />
アゲハ蝶は写真を撮られているとも知らずに、夢中で蜜を吸っていました。<br />
この花。本当に美しい。<br />
関ヶ原の戦い、慶長5年、9月15日といえば<br />
徳川家康と、石田三成の戦いですが、<br />
もう何年も前のこと、関ヶ原の地で琵琶を弾かせていただいたことが<br />
ありました。<br />
師匠のおともで行かせていただいたのだと思います。<br />
その地で合戦の様子を再現するイベントがあったのです。<br />
そう、9月でした。<br />
その関ヶ原の彼岸花の見事だったこと。<br />
あちらこちらに咲く彼岸花は、無念にも敗れた三成たちの軍勢の想いなのか、と<br />
思いました。<br />
関ヶ原からそれほど離れていないところに<br />
滋賀県の木之元という所があります。<br />
近くの余呉小劇場でのコンサートの際、<br />
連れて行っていただいたのですが、<br />
石田三成のお母さまの里ということでした。<br />
その地は、観音様が沢山いらっしゃる土地です。<br />
静かな静かな所です。<br />
高台へ上れば、琵琶湖が見え、比叡山がある。<br />
澄んだ小川には山椒魚がいる。<br />
<br />
彼岸花の咲くころになると思い出します。<br />
<br />
10月6日(土曜日)<br />
母校横浜緑ヶ丘高校の同窓会、牧陵会90周年コンサートがあります。<br />
14時開演、杉田劇場(根岸線新杉田駅すぐ)3000円。<br />
私は蜘蛛の糸(芥川龍之介作)を琵琶で語ります。<br />
お近くの方は是非お越しくださいませ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-2417588455751542002018-08-26T17:07:00.000+09:002018-08-26T17:07:36.558+09:00時計草<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEixaBgCE6ME9zF1_73ckxg94s63DsL2a-C132f28OmQNA5uMH1OtQMtMezqV04khODiJiw1BO5igQtvg-oudH23aXZpmxE07HYVgXJD1nIor0Byh1m7bZK4m5994qIt5OdAglTXBwe34JM/s1600/IMG_20180823_174444_647.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1600" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEixaBgCE6ME9zF1_73ckxg94s63DsL2a-C132f28OmQNA5uMH1OtQMtMezqV04khODiJiw1BO5igQtvg-oudH23aXZpmxE07HYVgXJD1nIor0Byh1m7bZK4m5994qIt5OdAglTXBwe34JM/s320/IMG_20180823_174444_647.jpg" width="320" /></a></div>
ずっとクレマチスかなと思っていました。<br />
6月終わりぐらいからかな、散歩で足をのばした時、<br />
お目にかかる花。<br />
つるがのびてのびて、その中にまんまるのかわいらしい花。<br />
友人が写真を見て、パーフェクト!という。<br />
そういえば、名前を知ってから時計にしか見えなかったけれど、<br />
このまんまるは曼荼羅にも見える。<br />
花ことばを調べると聖なる愛、信頼、信仰、宗教的情熱。<br />
キリストに関係する花でもあるらしい。<br />
わあ!すごいなあ。と、しばし感動。<br />
小さなアパートのへいにのびているこの花。<br />
この花を見るたび、気持ちがすくっとする気がするのはそのせいか<br />
そのアパートの前をとことこと歩いていくと、公民館がある。<br />
お芝居の稽古、朗読教室、琵琶の合わせ、などなど<br />
何年もお世話になってきた、公民館。<br />
12月にこの公民館の主催講座で琵琶を弾かせていただきます。<br />
お世話になったこの地、公民館へのせめてもの恩返しになるといいな。<br />
と思っています。<br />
打ち合わせの帰り、ぴかぴかの茄子、黄色と赤のプチトマトをいただきました。<br />
公民館の畑でとれたとか。<br />
これぞ本当の地場産!<br />
家の近くに沢山の宝物がある。<br />
さて、今日の夕飯は茄子の煮びたしにしましょうか。<br />
<br />
12月1日(土曜日)14時から<br />
筑前琵琶弾き語りコンサート。<br />
市川市信篤公民館。(東西線原木中山駅 すぐ)<br />
(市川市在住、在勤の方、50名)<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-75648321735749425052018-07-21T19:27:00.001+09:002018-07-21T19:27:24.236+09:00暑い!<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgKanrETKup2csNUw_zJ94MAYPzUQsOSFMckr9BfACh4tMRNa2fZkxpQrPyAcc4fvdjRCsa_BxUwPMazgAmGDXZ2ENH9AzaNkfK3EtID5ArFbQNEANhU56Ta8n6CY5dn1BoxkBMGUMtwHE/s1600/DSC_0547.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="900" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgKanrETKup2csNUw_zJ94MAYPzUQsOSFMckr9BfACh4tMRNa2fZkxpQrPyAcc4fvdjRCsa_BxUwPMazgAmGDXZ2ENH9AzaNkfK3EtID5ArFbQNEANhU56Ta8n6CY5dn1BoxkBMGUMtwHE/s320/DSC_0547.JPG" width="180" /></a></div>
今年は6月に梅雨明けをして、そして今、連日35度を超える猛暑が続いています。<br />
いつもは8月まで冷房を入れずに頑張る私もさすがに連日冷房のお世話になっています。<br />
夏ノ暑サニモマケズ、といえない暑さに、驚いています。<br />
それでも汗をかかなくちゃと、近くの神社までウォーキング。<br />
もうセミが鳴いているんだ、と汗をぬぐい歩いて行くと、<br />
春には満開の花を咲かせた、桜の幹にセミの抜け殻が・・8つ!<br />
そして、少し上に目をやると、<br />
木と同化してほとんど見えない、セミ二匹(この写真です。わかりますか?)<br />
違う種類のセミですが。<br />
なんだか、少し空しい気持ちになったのは・・ああ、空蝉を思い出したせいかもしれません。<br />
源氏物語の空蝉です。<br />
衣だけを残し、あの光源氏から身をさけた女性です。<br />
人妻であり、苦労人でもあった女性。<br />
あまりつれなくしすぎたかしらと嘆くも、恩を受けて一緒になった夫と連れ添い、<br />
夫亡きあとは出家し、壮年になった光源氏とは仲の良い友人になり、<br />
晩年を過ごした、堅実な女性(ひと)。<br />
セミが鳴く神社で、ほっとひと時、古へ思いを寄せる時間となりました。<br />
<br />
次の日も次の日も、セミの抜け殻は落ちることなくそこにありました。<br />
あの木で鳴いているあのセミ、<br />
この殻は君の殻?<br />
人間にとっては暑い夏、でもこの夏をせいいっぱい鳴いて、謳歌してね。<br />
<br />
さあ、私も、水分、栄養、睡眠とって、乗り切らないと!<br />
<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-29817032250670346882018-06-25T21:02:00.000+09:002018-06-25T21:02:17.144+09:00ヒメジョオン<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjIsT9y0l4TzRPQgVtW3bvPePVS5fHFpNvy4T8hFefNNofZrNTVBNJD8g3oUgV9-4L3EstDdUMMesjiLU38oR3g7Fp2L8aaNxntyEXB2ZXZ31WPzdKY3nLJCqV3QC42l2TYpT56MawOTvs/s1600/IMG_20180624_204415_008.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1600" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjIsT9y0l4TzRPQgVtW3bvPePVS5fHFpNvy4T8hFefNNofZrNTVBNJD8g3oUgV9-4L3EstDdUMMesjiLU38oR3g7Fp2L8aaNxntyEXB2ZXZ31WPzdKY3nLJCqV3QC42l2TYpT56MawOTvs/s320/IMG_20180624_204415_008.jpg" width="320" /></a></div>
朝方までの雨がようやく上がった日曜日、少しだけ遠くへ散歩。<br />
雨の雫ののこるいきいきとした花々を眺めていると、青空がのぞいてきました。<br />
とても気持ちのいい青空です。<br />
ふと足元を見ると可憐なヒメジョオンが。<br />
よくよく見ると小さな、小さな蜂?いや、違う、トンボの形をしています。<br />
確かにトンボ。小さな花に糸のようなトンボ・・?<br />
そのうち風も爽やかになって、じめじめした梅雨がうそのよう。<br />
なんだか得をした気持ちになって帰ってきました。<br />
帰ってきてから、あれ、この花、ほんとにヒメジョオン?とネットを開き、<br />
ハルジオンと似てる、どっちだ、としばし、悩む。<br />
結果、梅雨時から咲くヒメジョオンと決定(したのですが)<br />
蜂か、とんぼか。ハルジオンかヒメジョオンか、なんだか楽しい日曜日の午後でした。<br />
今日から梅雨の晴れ間が続くらしいのですが、<br />
ふと見上げるとこれまたきれいな月が。<br />
夏は夜。月の頃はさらなり。と言ったのは清少納言。<br />
しみじみとその言葉を感じています。<br />
<br />
7月2日、お江戸日本橋亭で小松左京さんの作品の朗読会があります。<br />
女優の城谷小夜子さんを中心としたNPOグローバルシアター和の輪主催です。<br />
2時からの部に私も、朗読と琵琶で参加。<br />
お江戸日本橋亭は三越前、新日本橋、神田駅からも近いです。<br />
是非お越しくださいね。<br />
<br />
NPOグローバルシアター和の輪 info@wanowa.org<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-52049394108897852882018-05-28T18:24:00.000+09:002018-05-29T11:03:07.819+09:00賢治<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEih8gQNirXnq61jgWgaz5qe2-BhP6zSHEqxkmdDtoh9HNaOHi_wqa90aOUkS86jS5RIFNNIdotFinWaRNC5InOLdvwgy6GQhFHu7_sPfI4gU3-9Sckn-j-Xy5z11jq9E5pfKH20a4tH098/s1600/DSC_0260.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEih8gQNirXnq61jgWgaz5qe2-BhP6zSHEqxkmdDtoh9HNaOHi_wqa90aOUkS86jS5RIFNNIdotFinWaRNC5InOLdvwgy6GQhFHu7_sPfI4gU3-9Sckn-j-Xy5z11jq9E5pfKH20a4tH098/s320/DSC_0260.JPG" width="320" /></a></div>
いつも通る道のお宅の塀から一本の大きな花が顔をだしていました。<br />
でも、名前がわからない。<br />
この写真の花も家のマンションの入り口の小さな木、<br />
気になって下からのぞいたら、なんとも可憐な白い花が開いていました。<br />
やはり名前を知らない。<br />
そういえばクレマチス、という名前を覚えて、急に花の通になった気持ちになったのは、<br />
いつだったのでしょう。<br />
やはり、5月か6月だったと思います。<br />
岩手県の釜石線の花巻市土沢という駅から少し行ったところに、<br />
クレマチスの沢山咲くお庭がありました。<br />
去年久しぶりに行ったら、カフェのある素敵な庭園になっていましたが、<br />
初めて伺った時もそのクレマチスの数の多さに驚いたものでした。<br />
そして、そのクレマチスの咲く、一角で、宮澤賢治の風の又三郎を琵琶で語りました。<br />
花の香り、緑の木々、そして風。<br />
そこには確かに賢治がいて、又三郎がいた、そう感じました。<br />
<br />
どっどどどどうどどどうどどどう。<br />
青いくるみもふきとばせ。<br />
すっぱいかりんもふきとばせ。<br />
<br />
この時期に懐かしく思い出します。<br />
そういえば、賢治研究会の知人から賢治の童話に出てくる花を集めた写真集を<br />
昨年にいただきました。<br />
その本を拝見し、風の又三郎に出てくるさいかちの木が<br />
家の近くの川を彩っていたことに、とても驚きました。<br />
本当に知らないことが多いですね。<br />
昨年、遠野で琵琶を弾いた時はすぐ後ろで白い花が散っていました。<br />
それも賢治の歌に出てくる白雲木という名前だとその本で知りました。<br />
はじめて見る木、美しい木でした。<br />
花巻は、遠野は今がいい季節です。<br />
<br />
○土沢のクレマチス・・・イーサゴナーセリー&ガーデン (及川フラグリーン)<br />
○イーハトーブ・ガーデン 宮沢賢治が愛した樹木や草花(文・写真)赤田秀子さん<br />
コールサック社<br />
<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-62297826969675799322018-04-21T16:30:00.001+09:002018-04-21T16:30:12.924+09:00花咲き乱れ<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgD5Fl3gThBM82dyGoaulSwNXLBPDCNpjmNY7qruTYbaSkaPVxotUN0m7m13VlvzbTycfWKDv6xWYUKlQuVwQayLyXYxgME46E4sBjk8rdXRag-vr1jhOaVLozircL0r9NXda9wc7mDFB8/s1600/DSC_0158.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgD5Fl3gThBM82dyGoaulSwNXLBPDCNpjmNY7qruTYbaSkaPVxotUN0m7m13VlvzbTycfWKDv6xWYUKlQuVwQayLyXYxgME46E4sBjk8rdXRag-vr1jhOaVLozircL0r9NXda9wc7mDFB8/s320/DSC_0158.JPG" width="320" /></a></div>
花好きの友人が嘆いていました。<br />
梅は遅かったけれど、その後すぐに桜が咲き、桜が咲いたとおもったら、<br />
この暖かさで、いつもは5月に咲く花が咲きだしてしまったと。<br />
連休は何を見にいこうかな、と。<br />
<br />
そういえば、<br />
道を歩いていると、或るお宅の庭先に、花みずき、あれ、奥に藤?<br />
春もみじが真っ赤で、ぼたんの咲いている所もある。<br />
この真っ赤なつつじも。<br />
駅前の公園は白、ピンク、赤紫のつつじがもうすぐ満開。<br />
いつもは桜が終わり、ちょっと寂しいな、という時に<br />
愛らしい花みずきの花を見てほっとしていた。<br />
それから凛とすがしい藤が咲き・・・。ぼたん、しゃくなげ・・。<br />
<br />
そんななか、昨年春に娘がもらってきた盆栽の桜が<br />
部屋の中で小さな花をふわっと4つ咲かせました。<br />
蕾の時は、紅をひいたようにピンクが濃く、<br />
咲いたら、あわい桜色。<br />
一年間、毎朝、お水をあげていた甲斐があったな。<br />
ということで我が家は桜が咲いています。<br />
<br />
もうすぐに紫陽花が咲いてしまうわ、と<br />
先ほどの友人がまた嘆きます。<br />
ちょっと足りないぐらいがいいのは、<br />
花も同じかな。<br />
でもせめて今年の花の祭典、今を楽しみましょう。<br />
<br />
盆栽の 桜はなびら 紅あわし 三紀<br />
<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-38611897854837332112018-03-01T11:17:00.001+09:002018-03-01T11:20:00.344+09:00春近し<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgqbLhW11g2acZsgPBbeoa04_MW5C1eUuLlpLiBDD0wWpj9eAswWs8k-ZbbmqdLDRrnLl52EFkxFxSjj050KbREGeySp41OEJJ0qB8pZ7zDsE-fB58IHXtcOE6i-sF1hN7xcVRvPeqvX-k/s1600/DSC_0022.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgqbLhW11g2acZsgPBbeoa04_MW5C1eUuLlpLiBDD0wWpj9eAswWs8k-ZbbmqdLDRrnLl52EFkxFxSjj050KbREGeySp41OEJJ0qB8pZ7zDsE-fB58IHXtcOE6i-sF1hN7xcVRvPeqvX-k/s320/DSC_0022.JPG" width="320" /></a></div>
白梅が満開。<br />
零れ落ちんばかりの白梅は美しい。<br />
一足遅れて紅梅も咲き、佳い季節です。<br />
あっという間に2月は終わり、<br />
もう、3月になってしまいました。<br />
<br />
12月からの母の入院にともない、<br />
実家のある横浜に足しげく通っていたので、<br />
あわただしい日々になりました。<br />
横浜の赤い靴記念文化事業団主宰の<br />
横浜市民ミュージカル「アクアの肖像」もあり、<br />
団長をしている父も随分忙しかったことでしょう。<br />
<br />
横浜の水や、水道の通る歴史をつづったミュージカルは<br />
昨年の「お三」に続き<br />
神奈川県知事も見に来てくれて、とても素晴らしかったです。<br />
<br />
そのミュージカルの翌朝、母は亡くなりました。<br />
入院中、痛みも苦しみもなく、<br />
看護師さんの言葉に返事をしながら、すっと息がひけていったそうです。<br />
あまりの穏やかさに、思わずほっとしたものです。<br />
<br />
琵琶の活動を追っかけをして、応援してくれた母です。<br />
そういえば、先日、娘が母と夢で℡をしたとか。<br />
いつもの声で、<br />
もう、皆が居て楽しくて楽しくて、と言っていたそうです。<br />
友人と旅をしては楽しんでいた母ですから、<br />
今、幸せなのでしょう。<br />
温かい今日の日、心から感じます。<br />
<br />
健やかに穏やかにまた進みます。<br />
<br />
ぬくさの中咲く、白梅満開 三紀<br />
<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-31591921539236158592018-01-31T12:39:00.003+09:002018-01-31T12:39:57.319+09:00青葉の森公園芸術文化ホール<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj1frWLjP3XzTkOA_lQfVJ5zed_9kiKxyRhrY1C9OWfzzoiseQfoxwowoFcMzmQ39d_i1FXr7M6oyoMZSVTMGNpu36PPVf3DWGFXTT3UMMxh13XrKI-b4CnTmVBKuizeSgKO1E0aXsd-hI/s1600/DSC_0004.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj1frWLjP3XzTkOA_lQfVJ5zed_9kiKxyRhrY1C9OWfzzoiseQfoxwowoFcMzmQ39d_i1FXr7M6oyoMZSVTMGNpu36PPVf3DWGFXTT3UMMxh13XrKI-b4CnTmVBKuizeSgKO1E0aXsd-hI/s320/DSC_0004.JPG" width="320" /></a></div>
蘇我駅からバスで10分ほど、おりると、大きな公園が広がっていました。<br />
目的地の芸術文化ホールが見当たらないまま、公園を歩いて行くと、<br />
枯れ木に鳥たちが巣をつくり、猫があちらこちらでのんびりと毛づくろい。<br />
道々には彫刻が点在しています。<br />
30年以上千葉に住んでいたのに、初めて来た青葉の森公園でした。<br />
なんとか、ホールを見つけて、入って行きました。<br />
1000人入るそのホールでは様々な公演が行われているということですが、<br />
2月は、そこに能舞台が設置されるというので、<br />
2月9日、師匠の会、聚の会のメンバーと、師匠も参加していただき、<br />
能舞台でワークショップと琵琶のミニコンサートをするのです。<br />
入場無料で、14時からワークショップです。<br />
その打ち合わせのつもりが、すっかり公園の冬枯れの風景に<br />
ほっこり、帰ってきました。<br />
能や狂言の体験会もあります。<br />
能舞台ですから、白足袋着用ですが、お近くの方は是非、体験にいらしてくださいね。<br />
伝統芸能と、自然。なかなかいいですよ~。<br />
今年はどんな年になるのかな。<br />
一日、一日を大切に、いきたいです。<br />
<br />
夕焼けに一月過ぎし日をたずね 三紀<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-59173815295222498652017-12-25T20:44:00.001+09:002017-12-25T20:44:51.390+09:00クリスマス<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjTCG9OB5ss5zyW2mQeRdHfrZ0jtI3uj3PCri2wQMoZUySyMexfZ4Qa6OBIEMN7_JjKim4WEwQpU9CmX8beGqx7KnHYVYf9uaBticXmlx5pgxuVOvFK12ZGxysUf9PDf9pooZdrADGItPk/s1600/mini_171212_1250.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="800" data-original-width="480" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjTCG9OB5ss5zyW2mQeRdHfrZ0jtI3uj3PCri2wQMoZUySyMexfZ4Qa6OBIEMN7_JjKim4WEwQpU9CmX8beGqx7KnHYVYf9uaBticXmlx5pgxuVOvFK12ZGxysUf9PDf9pooZdrADGItPk/s320/mini_171212_1250.jpg" width="192" /></a></div>
クリスマスの日は充実しなきゃって思ってしまう、と娘が言っていました。<br />
そうなのかあ。<br />
私が若い頃は演劇部OB会と称して、仲間と集まり、<br />
チューリップ型のから揚げを作り、<br />
ワインを飲み、夜通し楽しんだものでした。<br />
家族が出来てからは、もっぱら、手巻き寿司とケーキとプレゼント交換?<br />
娘たちが大きくなると、小さなケーキを買ってきて、ぼそぼそ食べる。<br />
そうこの地に越してきてまだ日も浅い頃。<br />
出会ったばかりの友人の声が窓の下でする、もう夜も深い、クリスマスの日でした。<br />
窓を開け2階から見ると人が、3、4・・7人ぐらいか。<br />
「室井さん~」「え?どうしたんですか?」<br />
「キャロリングよ」<br />
と言って、歌いだしたのです。<br />
「きよしこのよる」「もろびとこぞりて」<br />
窓から身を乗り出して、聞いたその歌声は<br />
夜のしじまに美しく、まだその地に慣れないでいた心に響いてきました。<br />
幼い頃、お菓子をもらえるからと、クリスマスに行った教会で見た、<br />
イエスさまの誕生のお芝居。<br />
その歌声に、星のまたたきに誘われてゆく博士たち、馬小屋におられる<br />
イエスさまとマリアさまをしみじみと思いだしたのです。<br />
あ、ケーキ食べる日じゃ、なかったのかも・・。<br />
いや、イエスさまのお誕生日だからケーキを食べてもいいか・・。<br />
と、今年のクリスマスも小さなケーキをぼそぼそ食べています。<br />
メリークリスマス&良いお年を!<br />
<br />
クリスマス 夜更けの天(雨)のあたたかし。三紀<br />
<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-11625946468826838182017-11-13T22:09:00.000+09:002017-11-13T22:09:06.463+09:00神在月<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiN-nAdP0oM9JyX35yNkCZ8WnoCbS-nTh8kechpIfNKPJ1_XdiLEuVsI8npWvvPfnOorTh16Y3tA3afbax_f6HC6uBRpcad3-ca2pyP5TTI4iYPguglK9ikobEgPzVsi74MJ7RZsK3L_io/s1600/mini_171106_1422.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="800" data-original-width="480" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiN-nAdP0oM9JyX35yNkCZ8WnoCbS-nTh8kechpIfNKPJ1_XdiLEuVsI8npWvvPfnOorTh16Y3tA3afbax_f6HC6uBRpcad3-ca2pyP5TTI4iYPguglK9ikobEgPzVsi74MJ7RZsK3L_io/s320/mini_171106_1422.jpg" width="192" /></a></div>
旧暦10月は神無月。<br />
今頃は出雲に神様が集まっていらっしゃる。<br />
出雲大社は神在祭。<br />
昨年の春、まだ桜も蕾の頃に、松江と出雲大社に行きました。<br />
松江では小泉八雲のお家だったところへ。<br />
背の高い机で、目が悪かった八雲は目を机に近づけて物語を書いていたとか。<br />
松江城のお堀のすぐそばの静かな静かなところでした。<br />
そして、出雲大社。<br />
八王子車人形さんたちの奉納にお伴をさせていただき、<br />
琵琶を弾いてきたのですが、<br />
大きな、綱。あたりを包む不思議な空気に心が引き締まりました。<br />
そう、本番の仕込みのため前日暗くなった頃に<br />
出雲大社に着いた時。<br />
人の姿は全くなく、真っ暗な中に張りつめた空気、木々。<br />
そこにおられる神様。<br />
闇の美しさを教えられた気がしたのです。<br />
闇があるから光がある。<br />
日本って美しい。日本の美しいものを残したい。<br />
語っていきたい。<br />
もう一度自分のやるべきことに思いをはせたそんな貴重な時間でした。<br />
桜ももう赤く色づきました。<br />
冬はもうそこ。<br />
1日の中区ブックフェア―、7日のギャラリーR2さんも<br />
無事終わり、そろそろ<br />
また新しい創作をはじめよう。<br />
<br />
神送り 彼の地は夜店 出でたるか 三紀<br />
<br />
11月19日 糀谷 ギャラリー結 浮舟 14時~ 16時~<br />
11月26日 青葉台 リンデン 浮舟+α 14時<br />
(横田桂子さんとの連・琵琶)<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-84755627498696457682017-10-12T21:07:00.000+09:002017-10-12T22:24:56.192+09:00熊野天女座、そして花の窟神社<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgwQ-viF_r9dkqiMVXlZqEj1v7b1oBNBbe0iR2BquFHu2164vFw-gZAxzW4ejdxZvURO4BRBueN1MB2NutfZid5bk0xMRu3YmDRWv5lEDobzOUEoX-I8z0_kiiw4Do8nRt_d93ku_3XauU/s1600/mini_171002_10560001.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="800" data-original-width="480" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgwQ-viF_r9dkqiMVXlZqEj1v7b1oBNBbe0iR2BquFHu2164vFw-gZAxzW4ejdxZvURO4BRBueN1MB2NutfZid5bk0xMRu3YmDRWv5lEDobzOUEoX-I8z0_kiiw4Do8nRt_d93ku_3XauU/s320/mini_171002_10560001.jpg" width="192" /></a></div>
三重県熊野市に行ってきました。<br />
ミュージシャンの矢吹紫帆さんと谷中鷹光さんが演奏活動をしながら、<br />
創られた、カフェとホールがあります。波田須町の天女座です。<br />
海が一望できるカフェ、百畳のホール。とても素敵な所です。<br />
そこに筑前琵琶があるというので、行ってきました。<br />
5弦の筑前琵琶で、撥もあるというのです。<br />
弦を新しく張り替えたらどんな音がするのだろう。<br />
そして・・張り替えてみたら、とっても素敵な音!!<br />
嬉しかったです。<br />
きっとお二人の音作りにお役にたってくれることでしょう。<br />
お二人の即興演奏をお聴きしたり、紫帆さんのマジックに驚いたり、<br />
私の琵琶を聞いてもらったり、朝陽を見、星を見、波が月に輝くのを見、<br />
突然の雨に泡立つ海を見、<br />
熊野古道を歩き、鬼が城の海際にそびえたつ岩に驚き、<br />
そして、熊野市の駅に近い花の窟神社では偶然にお祭りの日に遭遇。<br />
用事のある紫帆さんとしばし別れ、一人神社に入ると沢山の人が崖の上を眺めている。<br />
すると縄がするすると降りてきて、はやく掴れという声に<br />
あわてて縄を掴むと、そのまま、何処かへ向かっていく。<br />
願いがかなわなくなるから、しっかり掴ってという後ろの方の声に<br />
必死につかんでいくと、そのまま皆で、前の広い広い海岸へ。<br />
高い崖の上から繋がる綱。その崖の下はイザナミノミコトのお墓です。<br />
日本最古の神社なのです。<br />
海岸で長い長い綱に繋がり、上を眺める私たち。<br />
その崖の上は神様。<br />
私たちは神さまとこうして繋がっているのだろうか、<br />
そんなことを感じることができたお祭りでした。<br />
<br />
風の暖かい、素朴な、熊野市。<br />
とてもとてもいいところでした。<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-7417554242988696022017-09-08T21:03:00.000+09:002017-09-09T11:46:36.462+09:00宇治拾遺集<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhjIZIB1XP1t17Y9zxALxgMH4V7KB5tJI26ma6LS-fiajPiYxsqx7EEHomm8Sk_9fhXiKj77qzDGUHmJNnH4Z88TP1AvNu0eCYvsrvkUVyxqsllk4zMDxSlC_2MkaEuH4oLpk8UHtTNJvw/s1600/mini_170907_1434.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="800" data-original-width="480" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhjIZIB1XP1t17Y9zxALxgMH4V7KB5tJI26ma6LS-fiajPiYxsqx7EEHomm8Sk_9fhXiKj77qzDGUHmJNnH4Z88TP1AvNu0eCYvsrvkUVyxqsllk4zMDxSlC_2MkaEuH4oLpk8UHtTNJvw/s320/mini_170907_1434.jpg" width="192" /></a></div>
9月20日、宇治拾遺集を琵琶で語ります。<br />
宇治拾遺集は、13世紀初めに作られたといわれる、説話集です。<br />
197話ある中から、4作選び創作しています。<br />
女性セミナーなので、女性が中心のお話しがいいかな、と。<br />
仏教説話も多いですが、雀報恩の事という、舌切り雀の元の形のようなお話しも。<br />
詐欺?のようなお話し。蛇の女のお話し。奇想天外なものも多いです。<br />
私にとっても初めての宇治拾遺集。<br />
その宇治拾遺集が作られた少し前、平安末期に作られた<br />
梁塵秘抄の今様の歌も入れてみました。<br />
宇治拾遺集のお話しはとても自由な雰囲気がしますが、<br />
やはり仏教の風を感じます。<br />
それは平安末期に人々が歌い聞いたであろう梁塵秘抄の歌と<br />
同じメッセージを感じたのです。<br />
<br />
仏は常にいませども うつつならずぞあはれなる<br />
人の音せぬ暁に ほのかに夢に見え給ふ<br />
(梁塵秘抄)<br />
<br />
この曲を今回作っている、石橋の下の蛇(くちなは)という作品に入れてみました。<br />
極楽浄土へ導いてもらえるという、菩提講という法華経を学ぶお寺の法会。<br />
そのお寺へ向かう石橋の石を踏み外した若い女、その石の下から現れた蛇が<br />
その若い女の後を追っていくというお話しです。<br />
怖い、けれど、面白くもあります。<br />
<br />
写真のお寺は、横浜の南太田というところにあるお寺、常照寺です。<br />
私の生まれた場所に近いお寺ですが、石橋の下の蛇のお話しのお寺もこのようなお寺だったのかなと、感じられるような、ふと引き込まれそうな気持ちになる、お寺。<br />
宇治拾遺集もあっ・・と、引き込まれていくような、そんなお話し集です。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-90476112402957263072017-08-12T22:44:00.000+09:002017-08-12T22:48:59.510+09:00鬼の泉水軽井沢から浅間山の麓、鬼押し出しを少し行った所の嬬恋村、鬼の泉水に、<br />
KAFE はあります。<br />
8月5日、そのKAFEで、琵琶の夕べ、がありました。<br />
一部に平家物語の語りを。<br />
そして二部はメインの宮沢賢治作 かしわばやしの夜<br />
横田桂子さんのアコーディオン、琵琶、語り、<br />
私の琵琶、語り。<br />
KAFEの前の池にステージをつくり、池に浮かぶのはろうそくに灯。二部になって次第に暗くなり、周りの木々とともに、幻想的な雰囲気に。<br />
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi3uk9G5ixAaI5NsMxvGix-dPJZV7kv84CwdCib3Gs1N6f8uzZxZoSqZYTUpASskersHYK_DByBMEWGV3K3yowECVSr4Ef7K9CTsUcjDdlQOCrb_veGxnYgqBuh68rhrXd7bE5AjzkZTO4/s1600/mini_170806_1521.jpg" imageanchor="1" style="clear: right; float: right; margin-bottom: 1em; margin-left: 1em;"><img border="0" data-original-height="800" data-original-width="480" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi3uk9G5ixAaI5NsMxvGix-dPJZV7kv84CwdCib3Gs1N6f8uzZxZoSqZYTUpASskersHYK_DByBMEWGV3K3yowECVSr4Ef7K9CTsUcjDdlQOCrb_veGxnYgqBuh68rhrXd7bE5AjzkZTO4/s320/mini_170806_1521.jpg" width="192" /></a>かしわばやしの夜は、かしわの木や大王、ふくろう、赤いシャッポの絵描き、お百姓の清作とたくさんの人?たちがにぎやかに月の一夜を彩るお話しです。<br />
大好きなお話しです。<br />
そんなお話しを満月近い頃、たくさんの木々,<br />
泉湧く池、の中、心から楽しんでくださったお客様に聞いて戴けて、とても嬉しかったです。<br />
若いオーナーの山脇宇界さん、紋さんご夫妻、<br />
お母様の晴代さん、<br />
横田さんのご友人の方たちと、<br />
素敵な方たちでいっぱいでした。<br />
楽しい時間を有難うございました!<br />
さあ、九月は琵琶で語る宇治拾遺集が二〇日にあります<br />
浅間山のエネルギーたくさん、いただきました。<br />
がんばります~^^。。<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-75111912733831898002017-07-02T21:54:00.002+09:002017-07-02T21:54:51.217+09:00天ケ森ガラス絵館<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjU5-_xVkt8U0t28PS87nswdgrc9hVKJQB8dn30Z3cG8H0YIDVGUCix7cBhP2pa5Dn0Lb6d5V8TU4uMhyphenhyphenuS_D7vGHVSI9GIlQdpqY-4RKWxdxtddLOsWoxa_iqRGCYYzkh8FxmjTRL1IOk/s1600/mini_170630_2026.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="800" data-original-width="480" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjU5-_xVkt8U0t28PS87nswdgrc9hVKJQB8dn30Z3cG8H0YIDVGUCix7cBhP2pa5Dn0Lb6d5V8TU4uMhyphenhyphenuS_D7vGHVSI9GIlQdpqY-4RKWxdxtddLOsWoxa_iqRGCYYzkh8FxmjTRL1IOk/s320/mini_170630_2026.jpg" width="192" /></a></div>
天ケ森ガラス絵館、それは岩手県遠野市附馬牛町(つきもうし)というところあります。<br />
ガラス絵作家の児玉房子さんのガラス絵が飾られているのです。<br />
<br />
児玉さんとの出会いは2003年、京都でした。<br />
そこで、瀬戸圭子さんとガラス絵作家の児玉房子さんに出会いました。<br />
私はまだコンサートを始めたばかり、<br />
情熱だけが取り柄の琵琶語りをしていた、と思います。<br />
瀬戸さんは児玉さんの絵に惚れ込んでいて、<br />
児玉さんの描いた、コスタリカのガラス絵の企画展をしていました。<br />
そこに私が飛び込んだのです。<br />
すぐに2年後、京都思文閣美術館での、ガラス絵展が決まりました。<br />
大きな美術館です。その題は宮沢賢治の作品。<br />
そのために私は宮沢賢治の作品を琵琶で創作することになりました。<br />
そして、遠野の民話、オシラさまの話しも。<br />
駆け出しの私に琵琶で創作をする道に背を押してくれたのはこの二人。<br />
私たち三人は、お互いの存在を励みにしていました。<br />
「あなたは自分が思っているよりもずっといいのよ」<br />
と児玉さんはいつも言ってくれ、たくさんの演奏する機会をくれたのです。<br />
<br />
ガラス絵館を遠野につくって2年。<br />
児玉さんは5月に亡くなってしまいました。<br />
先日ガラス絵館の前の広場でお別れの会があり、<br />
琵琶を弾いてきました。<br />
賢治のよだかの星、風の又三郎、おしらさま、祇園精舎。<br />
風が吹き、鳥が鳴く。<br />
誰もがそこに児玉さんがいると信じられる、そんな時間でした。<br />
<br />
平和を願い、美しいガラス絵を描き続けた人。<br />
質素で、清らかで笑顔を絶やさなかった人。<br />
皆、児玉さんに励まされたと言っていました。<br />
<br />
児玉さん、あなたが私の心に残してくれたものは<br />
とてつもなく大きいのです。<br />
今でも私の耳に児玉さんの声が聞こえてきます。<br />
あなたはとてもいいのよ、がんばって。<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-66285549508255516792017-06-01T20:43:00.001+09:002017-06-01T22:58:35.816+09:00もう6月<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjETFb-idY7-qyDR8b_0yK71U1gOvbzUhHCsmbaGoca_5pDp3bbXX5kp24FYFETZK-nbg7WeXMI_q_VfZg9TH0WjnIoPGJP9o8k0mGPkLV81-u1zLrDmklGi3QB8kHQ7nbCZpRaW7XRSFw/s1600/mini_170531_1630.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="800" data-original-width="480" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjETFb-idY7-qyDR8b_0yK71U1gOvbzUhHCsmbaGoca_5pDp3bbXX5kp24FYFETZK-nbg7WeXMI_q_VfZg9TH0WjnIoPGJP9o8k0mGPkLV81-u1zLrDmklGi3QB8kHQ7nbCZpRaW7XRSFw/s320/mini_170531_1630.jpg" width="192" /></a></div>
あっというまに6月ですね<br />
。<br />
横浜の実家へ行く路の駅で、母校の生徒たちが乗ってきました。<br />
男子校が二つ、共学が二つ、生徒たちが乗ってきます。<br />
制服、もう衣替えをしたのかな。<br />
でも、私たちの頃の制服とは違う。<br />
女の子たちは、かわいいスカートに色とりどりのネクタイ。<br />
私たちの頃、ネクタイはなかったけど、きっとおしゃれで付けているのでしょう。<br />
母校の校風は自由自律でした。<br />
<br />
一昨年、90周年の記念式典で、琵琶を弾きました。<br />
本牧の丘にある母校、私たちが居たころは周りがアメリカ人のエリアだったのです。<br />
広い敷地には芝生があり、アメリカの人の家が並び、<br />
黄色いバスが走り・・。<br />
入ってはいけない、のだろうに、密かなデートコース、でもありました。<br />
私も一度だけ入ったことがあります、残念ながらデートではありませんでしたが。<br />
関東大震災の年は校舎を間借りをし、太平洋戦争の横浜大空襲で、<br />
ほとんどの校舎が焼けたそうです。<br />
私たちの頃は繭に包まれたように、平和だったのです。<br />
今もこれからも、平和でいてほしい。ずっとずっと。<br />
繭の中で、成虫になるまでの時を過ごしてほしい。<br />
<br />
そういえば、同級生が母校の先生をしているのでした。<br />
元気でがんばっているんだろうなあ。<br />
<br />
単衣手に日ながき午後や更衣 三紀<br />
<br />
梅雨近き頃<br />
身体に気を付けて過ごしていたいですね。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-88221391752765621012017-05-07T21:10:00.000+09:002017-05-07T21:10:05.380+09:00八重の藤<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi3nsLfSAQ8sW-pBx51ahY7dH841bW56Adi7DVWBTQ7Pne3kX87tC3cWUZZZ27QVvicEgEObWDzQU8ohiDhU8Kg-_OBdF91G6OMgIbkX22kriOWsxZA1D41yQhzPuAEzNW59AKWTNoYGLA/s1600/mini_170503_1537.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi3nsLfSAQ8sW-pBx51ahY7dH841bW56Adi7DVWBTQ7Pne3kX87tC3cWUZZZ27QVvicEgEObWDzQU8ohiDhU8Kg-_OBdF91G6OMgIbkX22kriOWsxZA1D41yQhzPuAEzNW59AKWTNoYGLA/s320/mini_170503_1537.jpg" width="192" /></a></div>
これは珍しい藤だそうです。<br />
八重の藤 ブドウの房のような藤の花が30センチぐらい伸びています。<br />
この隣には大藤がありましたが、2本とも樹齢400年ぐらいとのこと。<br />
<br />
茨城県の笠間稲荷。<br />
義父母のお墓参りに行った帰り道でしたが、検索したら、近くなので、<br />
笠間稲荷へ寄ってきました。<br />
門前町には、いなりずし、お団子、甘酒のソフトクリームと並び、<br />
なんとも風情があります。道の奥には小高い山が見え<br />
そこから、爽やかな風が吹いてくるような気がします。<br />
<br />
匂う藤 藤壺の君も かくやあらん 三紀<br />
<br />
途中、新しく出来た圏央道から牛久大仏が見えたり、<br />
若葉の香りがいっぱいの道、心が広がっていくようでした。<br />
そうそう、笠間は焼き物の町だったのですね。<br />
陶芸屋さんがたくさんありました。<br />
<br />
翌日は、横浜での仕事の前に桜木町のお不動さまへ。<br />
お不動さまには、弁財天の池もあり、亀が30匹!ぐらいいます。<br />
そこから、野毛、吉田町、伊勢佐木町と、みなとみらいの裏道?を歩きました。<br />
<br />
笠間稲荷のおみくじが凶・・・<br />
お不動さまのおみくじが大吉。<br />
さて、どっちにころがる?<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-72443156675948273982017-04-10T21:46:00.000+09:002017-04-10T21:46:00.070+09:00桜満開<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgrKlApoLMFxn7B_iswYhwwsD6bq-sLvTbxK_FvW3oHcHFT1gYaz_F1RKVaS-9kmUwUw3cXrnncd7_qR5ArOolfrHbLdFGDlyVIfAbEYzXJLwRPw8WsdF5w7i_HmHWeZm1DX19FA-ZibAU/s1600/mini_170410_10460001.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgrKlApoLMFxn7B_iswYhwwsD6bq-sLvTbxK_FvW3oHcHFT1gYaz_F1RKVaS-9kmUwUw3cXrnncd7_qR5ArOolfrHbLdFGDlyVIfAbEYzXJLwRPw8WsdF5w7i_HmHWeZm1DX19FA-ZibAU/s320/mini_170410_10460001.jpg" width="192" /></a></div>
風が吹くと、桜の花のいくつかが笑うように動きます。<br />
もっと風が吹くと、もっと沢山の桜が笑います。<br />
<br />
家の近くの日蓮宗のお寺は、荒行で有名な中山法華経寺と2キロほどの距離。<br />
その2キロの距離を隔て、読経の声が聞こえたという名僧の話が残るお寺です。<br />
桜が満開、満々開!<br />
一緒に暮らしていた義理の父はこのお寺の枝垂桜を毎年楽しみにしていました。<br />
96才まで一人で歩いて見に行っていました。<br />
残念ながら今日、枝垂桜はもう葉桜になっていましたが。<br />
<br />
家では先日娘がもらってきた小さな桜の鉢植えがやはり満開でした。<br />
花びらが散り五片になる桜 三紀<br />
それは、それは、小さな花びらでした。<br />
どこかに植えようか。<br />
<br />
4月30日の、新作「鯉魚」岡本かの子作 は<br />
禅寺の沙弥 昭青年と、その青年を取り巻く人々の話です。<br />
文章は出来た、次は、曲・・。曲は出来た、次は、表現、セリフ。<br />
次は、次は・・。<br />
いつまでたっても完成はない。<br />
でも、それが創作の面白さかもしれませんね。<br />
4月30日 原宿アコスタディオ 12時からと16時半から<br />
田原師匠と6人の弟子の創作琵琶琵琶弾き語り「糸遊び」<br />
で初演予定です。<br />
<br />
桜花いのちいっぱい咲くからにいのちをかけて我眺めたり。 岡本かの子<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-1373347328199068252017-03-13T21:42:00.000+09:002017-03-13T21:42:38.684+09:00川<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhm-kvasj_OIGXwjxVUL5r4avzHNqgJONEBO7r2rSaujE5dmIuu2ooduUmJiR1N7V3SFBXjzDmmtCXC7h00mZlk54KJnD9rPP5o9iFNzj_hWrLtbcdHmihh5pX2pKU5WXCRaVGgQpFtq5o/s1600/mini_170310_1726.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhm-kvasj_OIGXwjxVUL5r4avzHNqgJONEBO7r2rSaujE5dmIuu2ooduUmJiR1N7V3SFBXjzDmmtCXC7h00mZlk54KJnD9rPP5o9iFNzj_hWrLtbcdHmihh5pX2pKU5WXCRaVGgQpFtq5o/s320/mini_170310_1726.jpg" width="192" /></a></div>
ここは河原の土手。向こう側は川です。晴れていると、夕日のそばに富士山が見えます。<br />
此の川ははぜつりのメッカで、釣り舟屋さんがぽつぽつとあります。<br />
電車の乗って此の川を見る夕暮れ時が好き。<br />
小さな船が、静かに浮かぶ。浮世絵のように、美しいです。<br />
昔は、塩田や、蓮田が多いところだったようです。<br />
随分前、ここから舟にのって、太刀魚を釣りに東京湾へ出たことがありました。<br />
のこぎりのように長く銀色の腹を見せて、動く太刀魚。<br />
最初で、多分最後かも。<br />
夕方に、此の川にたどりつき、いつも歩いている川の土手を川の方から見たとき、<br />
不思議な感覚がしました。<br />
こちら側の世界。あちら側の世界、という感じかな。<br />
悩んだり、あせったり、泣いたり、悔しがったり、笑ったり、喜んだり、<br />
反対の世界から見たら、きっとそんなことがとても懐かしくて、<br />
幸せなことなんだろう。<br />
今年も3月11日が過ぎ、あの時、感じたように、しっかりと生きなくては。<br />
ともう一度思います。琵琶も、創作も。<br />
一つ一つの作品を丁寧に、創って行かなくては、と。<br />
<br />
今は岡本かの子、第三弾、鯉魚(りぎょ)を創作中です。<br />
初演予定は4月30日、原宿アコスタジオ 糸遊びで。<br />
<br />
大海洋の果ての果てなる天心か地軸に川がいのちかかれる<br />
(岡本かの子)室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-23075456761672784202017-02-19T11:40:00.001+09:002017-02-19T11:40:07.838+09:00袖振れし<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjTnukWznIFXYi0ki-JbBbmdQMhJYkNqTH2ZHeCikTzS6wDytan6gmsxQbs5Scm6wQUWi1olVjhR0BuwsZwpFwWpPLl7kuv0C8MHTAmvNi2MX4MGEGH7f5tYskBnb-rdZwJfWqvb-Ls6bg/s1600/mini_170204_13000001.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjTnukWznIFXYi0ki-JbBbmdQMhJYkNqTH2ZHeCikTzS6wDytan6gmsxQbs5Scm6wQUWi1olVjhR0BuwsZwpFwWpPLl7kuv0C8MHTAmvNi2MX4MGEGH7f5tYskBnb-rdZwJfWqvb-Ls6bg/s320/mini_170204_13000001.jpg" width="192" /></a></div>
袖振れし 人こそ見えね花の香の それかと匂ふ 春のあけぼの<br />
<br />
梅が美しい時です。<br />
梅は先駆けて咲き、花々が咲き乱れる頃、いち早く実をつけて、にっこり微笑んでいるという歌、中国の詩のようですが、梅が好きです。<br />
<br />
上の和歌は源氏物語の浮舟の巻から。<br />
2月に玉川学園のカフェで「浮舟」を横田桂子さんとご一緒に琵琶語りをしました。<br />
薫と匂宮、の二人に想われ迷い、川に身をなげるも助けられ出家する浮舟。<br />
出家し仏さまへと梅の枝を折ると、梅の香がほのかに匂う。<br />
その香りに、昔、想ってくれた人を思い出すという、歌です。<br />
今回創作して、源氏物語には催馬楽という歌が多く出てくることを<br />
知ることが出来たのも発見でした。<br />
催馬楽とはその頃の民謡のようなもの。<br />
<br />
源氏の中の催馬楽に梅を歌ったものも。<br />
<br />
梅が枝に来居るうぐいすや 春かけてはれ<br />
春かけて鳴けども いまだや 雪は降りつつ。<br />
あはれそこよしや 雪は降りつつ。<br />
<br />
美しい源氏の世界です.<br />
ままだまだ寒い日もありそうです。<br />
お身体に気を付けて。室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-20568323086326506172017-01-21T21:58:00.000+09:002017-01-21T21:58:19.392+09:00今年もよろしくお願いします!<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEihxKm9ktGH-YMkBY9yLmGuvLKItTg9EDNkuocfNHDB8SrzE4-BKPNr7Copyj5Ic9h_R3eklOqBibKzVCfXKBQzp-ROyHc0hAUc0_Q5mrIQIbxCbwEDB73pD4gaLvpkfBzgB99wIRflJhY/s1600/mini_170102_1347.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEihxKm9ktGH-YMkBY9yLmGuvLKItTg9EDNkuocfNHDB8SrzE4-BKPNr7Copyj5Ic9h_R3eklOqBibKzVCfXKBQzp-ROyHc0hAUc0_Q5mrIQIbxCbwEDB73pD4gaLvpkfBzgB99wIRflJhY/s320/mini_170102_1347.jpg" width="192" /></a></div>
あけましておめでとうございます。<br />
今年もよろしくお願いします^^<br />
<br />
お正月、横浜の実家から眺めた空に、鳥の飛ぶ姿・・。<br />
酉年、幸先がいいでしょうか。<br />
夕方には、富士山が姿を現しました。<br />
この近くに白龍弁財天のあるお寺があります。<br />
嵐の走水の海で、ヤマトタケルを救うために海に身を投げた<br />
オトタチバナヒメのの像があります。<br />
タケルは亡くなった時、白鳥になりました。<br />
その白鳥がやってきたようです。<br />
走水の海を眺めに来たのかな。<br />
<br />
さあ、いよいよ。<br />
<br />
1月29日は師匠の会、聚の会 (墨田トリュフォ二―ホール)<br />
2月2日、玉川学園前、喫茶うぃすかあ 源氏物語 浮舟<br />
2月9日、元町、霧笛楼<br />
2月10日、三人弁天 (浅草大黒家) 義太夫と琵琶<br />
2月12日、大和、極楽寺。<br />
<br />
私は出演しませんが、1月29日は、横浜市ミュージカル、お三、が関内大ホールであります。<br />
(赤い靴記念文化事業団主催)<br />
<br />
今年もみんなで羽ばたいていきましょう。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-8325930273683456102016-12-17T21:11:00.002+09:002016-12-17T23:23:58.730+09:00猫の事務所<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEirIjoP6w-cuN8400u5wgUy7twkdX-VWW8S6uOe9aFyVRqrmXpURmDRMoxod31ZSUvQ7mb9o_TZjxFrGDaEx99XBPPwKBp7lQZE_dYPEbop3jDvOzqGQERa6sx6tuID8DHpanlIAZ0Yqj4/s1600/mini_161122_2315.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEirIjoP6w-cuN8400u5wgUy7twkdX-VWW8S6uOe9aFyVRqrmXpURmDRMoxod31ZSUvQ7mb9o_TZjxFrGDaEx99XBPPwKBp7lQZE_dYPEbop3jDvOzqGQERa6sx6tuID8DHpanlIAZ0Yqj4/s320/mini_161122_2315.jpg" width="192" /></a></div>
私のいる劇団の名前は猫の事務所といいます。<br />
これは、宮沢賢治の童話、猫の事務所から主催者がつけました。<br />
みんなにいじめられて、泣いているかま猫と言う猫が出てきます。<br />
渋谷のジアンジアンで公演をしている頃からの名前です.<br />
ジアンジアンが2000年で閉館になり、<br />
居場所を失った私は、琵琶を持って、語り続けることを決意。<br />
琵琶で創作、演奏活動をしていくうちに、出会いが広がっていきました。<br />
京都の瀬戸さんと出会い、思文閣美術館で、<br />
宮沢賢治のガラス絵展をされる児玉房子さんと出会い、<br />
いつしか私は、平家物語や小泉八雲の作品などとともに、<br />
宮沢賢治の作品も琵琶で語るようになりました。<br />
劇団の名前のおかげかな。<br />
写真は震災の年に生まれて家に来た女の子、ポロ5歳。<br />
演劇舎猫の事務所の所長、もかねています^^<br />
賢治の猫の事務所は、大きなライオンが最後に飛び込んできて、<br />
いじめのあるこんな事務所、やめてしまえ、と言います。<br />
本当にそう。必ず誰かが見てくれているのです、<br />
味方はいるのです。<br />
<br />
今年もあと少し、佳い年をお迎えください。<br />
来年もよろしくお願いします。室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-24853568569700957862016-11-21T21:43:00.002+09:002016-11-21T21:43:30.943+09:00横浜三点盛り?<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgN-z1QctBHIA1Vy4Vh6Q82AIEnxl2j3uNx-QaLSEOhwk7u8v5eFfayvhkog1TxgE9yIhr6WcoAvRF4sCM_-Uigc6nGogcmPNTvIZ-9qpqIijkKdZTiR7I3zvHxdPfUUDzXWVdcF_FnqTk/s1600/mini_161117_1108.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgN-z1QctBHIA1Vy4Vh6Q82AIEnxl2j3uNx-QaLSEOhwk7u8v5eFfayvhkog1TxgE9yIhr6WcoAvRF4sCM_-Uigc6nGogcmPNTvIZ-9qpqIijkKdZTiR7I3zvHxdPfUUDzXWVdcF_FnqTk/s320/mini_161117_1108.jpg" width="192" /></a></div>
横浜、大桟橋へ向かう、シルクセンターの前、私の好きな場所です。<br />
今年の秋は、横浜色でした!<br />
一つ目、赤い靴記念文化事業団を主催する父が横浜文化賞をいただきました!<br />
二つ目、このビルの隣、波止場会館で、演劇舎猫の事務所の演出家でもある、<br />
畑圭之助主催、ハタステージングオフィスによる、横浜絵巻、横浜展覧朗読の公演が<br />
11月26日に開かれます!<br />
三つ目、馬車道に続き、元町の赤い靴スタジオでも琵琶教室がはじまりました!。<br />
11月17日の横浜文化賞の授賞式には父の付き添いで参加しました。<br />
みなとみらい小ホールでした。<br />
赤い靴はいてた女の子の像を山下公園に設立した団体がこの、赤い靴記念文化事業団です。<br />
私も以前はこの団体に所属していた児童劇団で演劇の講師をしていました。<br />
子どもたちに本当の語りを聞いてもらいたい、琵琶で仕事をはじめるときに、この思いをくれたのが、児童劇団で学んだ子供たちでした。<br />
私でも出来ること、故郷のこの土地でも、また、と思います。<br />
<br />
<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5212352620950683387.post-86751510054650462792016-10-15T20:23:00.005+09:002016-10-15T21:51:59.036+09:00裏を見せ表を見せて散るもみじ<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgFD7Zib-lnRfC2hjwiMYKuFXuw2dPVHBd2QTFqra8BKwIonwO5RBhmzy_afTrgGn1QsJGM8vZ08AsybY_CAXuM0Br7If4KcaqHgyyM1dvp93fMbO6XmI-011L_W3XDnSbmhMEOObmZB7g/s1600/038.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgFD7Zib-lnRfC2hjwiMYKuFXuw2dPVHBd2QTFqra8BKwIonwO5RBhmzy_afTrgGn1QsJGM8vZ08AsybY_CAXuM0Br7If4KcaqHgyyM1dvp93fMbO6XmI-011L_W3XDnSbmhMEOObmZB7g/s320/038.JPG" width="320" /></a></div>
もみじの季節になりました。<br />
今年5月、滋賀県琵琶湖のほとりの木之本というところへ行きました。<br />
そこには鶏足寺という紅葉の美しいお寺があり、石田三成の母の里でした。<br />
三成が関ヶ原の合戦のあと、関ヶ原から急ぎ戻り、潜んでいた場所です。<br />
そのすぐ近く、余呉小劇場では、宮沢賢治作品中心に、琵琶のコンサートをさせていただきました。<br />
その2週間後、船橋の宮本三百人劇場で良寛と貞心尼の相聞歌を題材にしたお芝居の公演がありました。良寛さんを演じてくださったのは、八王子車人形の西川古柳さんでした。久しぶりに<br />
自分で脚本を書きました。前半にはやはり車人形さんとご一緒にこちらは琵琶で「耳なし芳一」<br />
<br />
秋深まり、落ち葉舞う様子をみると、思い出すのです。<br />
「裏を見せ表を見せて散るもみじ」、良寛の最後の句を。<br />
40歳年下の貞心尼と、かわした仏への愛、互いへの想いを伝えた和歌集「蓮の露」を。<br />
<br />
そして、今は、源氏物語浮舟と格闘中・・・^^<br />
<br />室井三紀http://www.blogger.com/profile/02370626493574106977noreply@blogger.com0