2017年6月1日木曜日

もう6月

あっというまに6月ですね

横浜の実家へ行く路の駅で、母校の生徒たちが乗ってきました。
男子校が二つ、共学が二つ、生徒たちが乗ってきます。
制服、もう衣替えをしたのかな。
でも、私たちの頃の制服とは違う。
女の子たちは、かわいいスカートに色とりどりのネクタイ。
私たちの頃、ネクタイはなかったけど、きっとおしゃれで付けているのでしょう。
母校の校風は自由自律でした。

一昨年、90周年の記念式典で、琵琶を弾きました。
本牧の丘にある母校、私たちが居たころは周りがアメリカ人のエリアだったのです。
広い敷地には芝生があり、アメリカの人の家が並び、
黄色いバスが走り・・。
入ってはいけない、のだろうに、密かなデートコース、でもありました。
私も一度だけ入ったことがあります、残念ながらデートではありませんでしたが。
関東大震災の年は校舎を間借りをし、太平洋戦争の横浜大空襲で、
ほとんどの校舎が焼けたそうです。
私たちの頃は繭に包まれたように、平和だったのです。
今もこれからも、平和でいてほしい。ずっとずっと。
繭の中で、成虫になるまでの時を過ごしてほしい。

そういえば、同級生が母校の先生をしているのでした。
元気でがんばっているんだろうなあ。

単衣手に日ながき午後や更衣  三紀

梅雨近き頃
身体に気を付けて過ごしていたいですね。




2017年5月7日日曜日

八重の藤

これは珍しい藤だそうです。
八重の藤 ブドウの房のような藤の花が30センチぐらい伸びています。
この隣には大藤がありましたが、2本とも樹齢400年ぐらいとのこと。

茨城県の笠間稲荷。
義父母のお墓参りに行った帰り道でしたが、検索したら、近くなので、
笠間稲荷へ寄ってきました。
門前町には、いなりずし、お団子、甘酒のソフトクリームと並び、
なんとも風情があります。道の奥には小高い山が見え
そこから、爽やかな風が吹いてくるような気がします。

匂う藤 藤壺の君も かくやあらん   三紀

途中、新しく出来た圏央道から牛久大仏が見えたり、
若葉の香りがいっぱいの道、心が広がっていくようでした。
そうそう、笠間は焼き物の町だったのですね。
陶芸屋さんがたくさんありました。

翌日は、横浜での仕事の前に桜木町のお不動さまへ。
お不動さまには、弁財天の池もあり、亀が30匹!ぐらいいます。
そこから、野毛、吉田町、伊勢佐木町と、みなとみらいの裏道?を歩きました。

笠間稲荷のおみくじが凶・・・
お不動さまのおみくじが大吉。
さて、どっちにころがる?





2017年4月10日月曜日

桜満開

風が吹くと、桜の花のいくつかが笑うように動きます。
もっと風が吹くと、もっと沢山の桜が笑います。

家の近くの日蓮宗のお寺は、荒行で有名な中山法華経寺と2キロほどの距離。
その2キロの距離を隔て、読経の声が聞こえたという名僧の話が残るお寺です。
桜が満開、満々開!
一緒に暮らしていた義理の父はこのお寺の枝垂桜を毎年楽しみにしていました。
96才まで一人で歩いて見に行っていました。
残念ながら今日、枝垂桜はもう葉桜になっていましたが。

家では先日娘がもらってきた小さな桜の鉢植えがやはり満開でした。
 花びらが散り五片になる桜   三紀
それは、それは、小さな花びらでした。
どこかに植えようか。

4月30日の、新作「鯉魚」岡本かの子作 は
禅寺の沙弥 昭青年と、その青年を取り巻く人々の話です。
文章は出来た、次は、曲・・。曲は出来た、次は、表現、セリフ。
次は、次は・・。
いつまでたっても完成はない。
でも、それが創作の面白さかもしれませんね。
 4月30日 原宿アコスタディオ 12時からと16時半から
 田原師匠と6人の弟子の創作琵琶琵琶弾き語り「糸遊び」
 で初演予定です。

桜花いのちいっぱい咲くからにいのちをかけて我眺めたり。 岡本かの子



2017年3月13日月曜日

ここは河原の土手。向こう側は川です。晴れていると、夕日のそばに富士山が見えます。
此の川ははぜつりのメッカで、釣り舟屋さんがぽつぽつとあります。
電車の乗って此の川を見る夕暮れ時が好き。
小さな船が、静かに浮かぶ。浮世絵のように、美しいです。
昔は、塩田や、蓮田が多いところだったようです。
随分前、ここから舟にのって、太刀魚を釣りに東京湾へ出たことがありました。
のこぎりのように長く銀色の腹を見せて、動く太刀魚。
最初で、多分最後かも。
夕方に、此の川にたどりつき、いつも歩いている川の土手を川の方から見たとき、
不思議な感覚がしました。
こちら側の世界。あちら側の世界、という感じかな。
悩んだり、あせったり、泣いたり、悔しがったり、笑ったり、喜んだり、
反対の世界から見たら、きっとそんなことがとても懐かしくて、
幸せなことなんだろう。
今年も3月11日が過ぎ、あの時、感じたように、しっかりと生きなくては。
ともう一度思います。琵琶も、創作も。
一つ一つの作品を丁寧に、創って行かなくては、と。

今は岡本かの子、第三弾、鯉魚(りぎょ)を創作中です。
初演予定は4月30日、原宿アコスタジオ 糸遊びで。

大海洋の果ての果てなる天心か地軸に川がいのちかかれる
(岡本かの子)

2017年2月19日日曜日

袖振れし

袖振れし 人こそ見えね花の香の それかと匂ふ 春のあけぼの

梅が美しい時です。
梅は先駆けて咲き、花々が咲き乱れる頃、いち早く実をつけて、にっこり微笑んでいるという歌、中国の詩のようですが、梅が好きです。

上の和歌は源氏物語の浮舟の巻から。
2月に玉川学園のカフェで「浮舟」を横田桂子さんとご一緒に琵琶語りをしました。
薫と匂宮、の二人に想われ迷い、川に身をなげるも助けられ出家する浮舟。
出家し仏さまへと梅の枝を折ると、梅の香がほのかに匂う。
その香りに、昔、想ってくれた人を思い出すという、歌です。
今回創作して、源氏物語には催馬楽という歌が多く出てくることを
知ることが出来たのも発見でした。
催馬楽とはその頃の民謡のようなもの。

源氏の中の催馬楽に梅を歌ったものも。

梅が枝に来居るうぐいすや 春かけてはれ
春かけて鳴けども いまだや 雪は降りつつ。
あはれそこよしや 雪は降りつつ。

美しい源氏の世界です.
ままだまだ寒い日もありそうです。
お身体に気を付けて。

2017年1月21日土曜日

今年もよろしくお願いします!

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします^^

お正月、横浜の実家から眺めた空に、鳥の飛ぶ姿・・。
酉年、幸先がいいでしょうか。
夕方には、富士山が姿を現しました。
この近くに白龍弁財天のあるお寺があります。
嵐の走水の海で、ヤマトタケルを救うために海に身を投げた
オトタチバナヒメのの像があります。
タケルは亡くなった時、白鳥になりました。
その白鳥がやってきたようです。
走水の海を眺めに来たのかな。

さあ、いよいよ。

1月29日は師匠の会、聚の会 (墨田トリュフォ二―ホール)
2月2日、玉川学園前、喫茶うぃすかあ 源氏物語 浮舟
2月9日、元町、霧笛楼
2月10日、三人弁天 (浅草大黒家) 義太夫と琵琶
2月12日、大和、極楽寺。

私は出演しませんが、1月29日は、横浜市ミュージカル、お三、が関内大ホールであります。
(赤い靴記念文化事業団主催)

今年もみんなで羽ばたいていきましょう。




2016年12月17日土曜日

猫の事務所

私のいる劇団の名前は猫の事務所といいます。
これは、宮沢賢治の童話、猫の事務所から主催者がつけました。
みんなにいじめられて、泣いているかま猫と言う猫が出てきます。
渋谷のジアンジアンで公演をしている頃からの名前です.
ジアンジアンが2000年で閉館になり、
居場所を失った私は、琵琶を持って、語り続けることを決意。
琵琶で創作、演奏活動をしていくうちに、出会いが広がっていきました。
京都の瀬戸さんと出会い、思文閣美術館で、
宮沢賢治のガラス絵展をされる児玉房子さんと出会い、
いつしか私は、平家物語や小泉八雲の作品などとともに、
宮沢賢治の作品も琵琶で語るようになりました。
劇団の名前のおかげかな。
写真は震災の年に生まれて家に来た女の子、ポロ5歳。
演劇舎猫の事務所の所長、もかねています^^
賢治の猫の事務所は、大きなライオンが最後に飛び込んできて、
いじめのあるこんな事務所、やめてしまえ、と言います。
本当にそう。必ず誰かが見てくれているのです、
味方はいるのです。

今年もあと少し、佳い年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。